Lucky Strike Reynard British American Racing BAR Honda
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チーム状態など続いては、マシンのシェイクダウン自体は圧倒的に早かったBAR。
昨年は当初の彼らのコメントからは想像もつかないような「惨敗」を言える成績に終わったBAR。チャンピオンドライバー、ジャックをもってしても、マシンはリタイヤを繰り返し、ノーポイント。さらには、潤沢と言われた資金をシーズン途中に使い切ってしまう始末。昨年の成果はもはやホンダを獲得できたことだけ、と言っても過言ではないでしょう。
ただ、無謀だった昨年のツケが回ったようで、予算はなんと昨年の半分だとか...。なんとも前途多難といった感じですね。 オーバービュー
さて、マシンを見てみると、パッと見、ほとんどBAR-01と区別がつかないほど変化のない全体的なフォルム。
マシン前半部分さて、マシンのいくつかのパーツはラウンチ時には隠していたようで、その後の南アフリカ、キャラミでのテストでそれらが装着されました。今回はそれらを含めて検証していきましょう。
ノーズの先端が多少細くなり、その分強度を出すためにフロントウィングのステーが多少丸みを帯びたものになりました。マクラーレンMP4/14やらベネトンB199やらと同じですね。
ディフレクター(*)も昨年と同様の、ちょっと複雑なラインを持つものを継承。しかしながらザウバーを起源に、フェラーリが採用してマレーシアGPで大騒ぎとなった先端トレンドの三次元タイプは採用していません。 |
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BAR02のモノコックと ディフレクター |
次はモノコック(*)。
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で、良く見るとアッパーアームのフロントレグが上から見ると湾曲してます。恐らくレイアウトとジオメトリーの要求を両方満たすために生まれた手法と思われますが、昨年スチュワートなども取り入れていました。実はホンダのプロトタイプRA99もやってました。 インダクションポット(*)を見ると、ちょっと太くなって無骨な印象になりましたね。吸気効率の最善化を図ろうとしてるようです。 マシン後半部分サイドポンツーン(*)に目を移します。全体的に見ると、多少高くなり、BAR-01が後半戦に採用したフェラーリF399風の段差はなくなりました。 |
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サイドポンツーン |
前端部分は、スチュワートやらフェラーリあたりがオリジナルのラジエター吸入口が少し高くなったトレンドを導入。マシン底部を流れる空気に影響があると思われます。
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ポンツーン後半部分は多少丸みを帯びて、平面状だったBAR-01から大きく変わっています。スタイル的にはまさにマクラーレンMP4/13と同じ思想が見て取れますが、これがなんとも不自然で無機的で、いかにも「コンピュータでデザインしました」って感じに見えますね。なんだこの中途半端なエッジは (^^;。
総括
さて、こうして見てきたように、私個人としては、はっきり言ってBAR-02は「期待外れ」です。
とりあえずテストでは大きなトラブルもなく周回できたようで、レイナードのデザイン陣の狙いはまずは達成されていそうな雰囲気です。とりあえず無難にレースを走りきれるマシンでホンダのハイパワーをもってすれば、かなりポジションアップすることは確実です。コンスタントに入賞圏内には顔を出せるでしょう。 でも、僕はこのマシンが優勝するとは、とても思えないです。いくらホンダエンジンが載っていても、マシンがこの様子だと、どれだけヴィルヌーブがアグレッシブに攻めたとしても、とてもマクラーレンやフェラーリを破ることは無理ですね(断言 (^^;)。表彰台がいいとこでしょう。
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