Gouloises Prost Peugeot
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< Jordan | Sauber > |
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チーム状態など
リジェを買収しプロストとなってから4年。しかし、大幅な組織改革や、マシンの戦闘力不足から、期待外れの成績の続いてきました。今年はIT業界大手のYahoo!の大口スポンサーも獲得し、さらなる体制固めが進んだ一方、その期待はさらに大きくなり、失敗の許されぬ状況になったとも言えます。
ドライバーも刷新。超ベテラン、直情型ジャン・アレジと、ルーキー、沈着冷静型ニック・ハイドフェルドという対照的なラインナップはレベルが高いです。
オーバービュー
さて、肝心のマシンAP03は、昨年非常に奇抜だったデザインから一転、オーソドックスの極みとさえ言えるスタイルに変更されました。大柄でバランスの悪かったAP02の面影は消え、徹底的にシェイプアップされました。これはもう完全にマクラーレンコピーと言って良いでしょう。
マシン前半部分 |
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AP03のモノコック上のフィン |
フロント部分は昨年からマクラーレン風の低いノーズでしたが、どうにも大柄だったモノコック(*)は上面にフィンを立てて大きくシェイプアップされました。このフィンは他のどのチームよりも長いのですが、高さは低くしかも一様です。う〜ん、なんだかあまり意味を感じない形状だなぁ...。 |
フロントウィングの翼端板は他のチームとは逆で、下側が内部へ折り込まれたタイプになっていますね。ただ、それ以外は、大きなディフレクター(*)、丸くなっているフロントウィングステーなど、全くのマクラーレンコピーという印象が強いですね。なんの冒険も試みられたあとがありません。 マシン後半部分マシン後半部分は非常にコンパクトにまとまりました。相当ホイールベースは縮まったでしょう。 |
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AP03リア部分 |
昨年は非常に奇抜なデザインを採用したサイドポンツーン(*)もコンパクトでベーシックな形状になりました。ただ、その後端部分のコークボトル(*)は他チームと比べても非常に深く絞り込んであり、その効果は高そうに見えます。
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また、高さの方も非常に低くなっており、プジョーエンジンも随分と小さくなったことが伺えます。 あらゆる部分においてまるで特徴のないAP03の中で、唯一と言って良いアイデンティティが、サイドポンツーン後端部分の二枚構造のフィンですね。昨年はただ単にフィンの枚数だけが目についていた印象がありましたが、今年はなかなかに良くまとめられ、それなりの効果があるように感じます。 総括
まるで気のてらったポイントを見受けられないAP03。まあその分、デザインレベルとしては他チームと同レベルにようやく並んだと言えるでしょう。しかし、どうにも「攻め」の姿勢というのは感じられませんね。
これでは今年いっぱいと言われて久しいプジョーの愛想も尽きてしまうでしょう。プロストは本当に窮地に立たされていると言えます。優勝どころか表彰台に乗れるかどうかも怪しい、昨年同様の苦しい戦いを強いられるかもしれません。 |
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