Minardi Ford
M01

(lauched on 7th.Feb)

< Jordan McLaren >

 昨年ティレルと壮絶なテールエンダー争いをした(爆爆爆)ミナルディ (^^;。ティレルがBARに買収された今、相手は混乱の中にいるアロウズ程度。しかしそれでも、チームは健気にチーム力強化を目指しています。
 昨年度も早々に元フェラーリで、'93年にチームにいたこともあるグスタフ・ブルナーが再加入。彼を中心にして、フォンドメタルテクノロジーとの提携を強め、技術部門を強化して来ました。
 また、フォードからは、セカンドワークスとして契約。大していい条件ではないものの (-_-ゞ、昨年に比べれば随分とマシなエンジンを使える事になりました。

M01 launch

 んーーーー、しかし...このニューマシンM01を見ると、グスタフ・ブルナーはどうしちゃったんだろう、という感じですね。

 まず、全体的にずんぐりむっくりした印象は昨年と変わらず、しかも、さらに旧態化した印象すらかもし出しています。う〜〜ん、なんだかラインが'80年代だぞぉ。

 一応モノコックは最新トレンドに則って昨年よりもずっと低くなり、サスペンションも流行のトーションバー横置きに変更されました。タイロッドアッパーアームとロワアームの中間に位置しています。

 しかしながら、ノーズの先端はかなりしゃくり上がっており上下対象に近い印象です。う〜〜〜ん、これは最近の流行と逆行していますねぇ。姿勢変化に弱く、嫌われる形状なのですが...。


M01 launch front

 モノコックが低くなったおかげで、プロテクターも随分と低くする事ができました。しかし、ドライバーから大きく離して設置するのが常識のインダクションポットは昨年から退化して、プロテクターの上に直接三角形の穴が空いているタイプになりました。
 ??????.....うみゅみゅみゅ、謎過ぎだ。なんの意図があるんだ???

 サイドポンツーンやリヤウィングなどは昨年とほぼ同様の形状を継承しています。ただ、ギヤボックスを新開発したようで、随分と細身になり、リヤ周りの空力を改善しているようです。
 さらに、リヤサスもフロントと同様トーションバーを横置きにしている珍しいレイアウトを採用して来ました。う...ん〜〜、フロントと違って、そんなにメリットがあるのかな...???

 今年は慣れ親しんだ「M1+年号」という形式番号をやめ、「M01」として再出発をしようという意気込みが感じられます。しかしながら、そのニューマシンはやはり、チームとしての限界を感じさせるどころか、「????」を連発してしまうようなマシンになっちゃってます。
 まあ、ブルナーさんは堅実な改良が得意な人ですから(フェラーリ時代、一体何度バーナードの尻拭いさせられた事か (。_゜☆)、まあ、昨年よりもマシになるとは思うのですが...。

 テストでは新人のマーク・ジェネがいきなり4番手のタイムを記録してチームは大喜び。...う〜〜〜ん、しかし、テストでこの程度の順位で喜んでもな...(超辛口 (-_-ゞ)。

 今年も結局テールエンダー争いをすることは確実ですね。
 ...ってゆーか中野を放出したのはかなりアホな選択だったと僕は思っています(怒)!!!

< Jordan McLaren >

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