West McLaren Mercedes
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さぁ〜っ!やってきました、真打ちマクラーレンMP4/14!!!
もはや完璧とも言えたMP4/13。マクラーレンは(過去の経歴もあり)このマシンを順次改良して行く手段を選ぶものだと、誰しもが考えていました。
一見すると、MP4/13と全く変わらないように見える外観。「どこがラジカルなのじゃ?」と思われるかも知れません。しかし、このマシン、ニューウィーの「攻め」の姿勢が随所に感じられるもの凄いマシンになっています。
あれだけ徹底的に低かったMP4/13でしたが、驚くべき事に、MP4/14はさらに低くなりました!!
で、かなり謎なのが昨年採用し、今年も多くのチームに波及したアッパーアームと分離したタイロッドはMP4/14では採用せず、従来通りアッパーアームと同じ高さになりました....と、思いきや!!
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それから、サイドポンツーンはこれまたかなり攻め込んだ空力です。
で、こうしてラジエターの排出口が上方になった分、サイドポンツーン後端下側のコークボトルの絞り込みはさらに強烈になりました。より前方から緩やかに、しかしそうとう細くまで絞り込んでおり、徹底的に整流された空気をディフューザ上面に導こうとしているようです。
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ギヤボックスも新設計の縦置き7速ギヤボックス。これがまた凄い。非常に細身な上に、デフをかなり高い位置に配置する事で、かなりの小型化・低重心化を図っているようです。ドライブシャフトに後退角、下降角がついていることからもそれがよくわかりますね。当然、規制が強まったとは言え、エレクトロリックデフも搭載していることでしょう。 で、これ以上に注目すべきはこのマシンのコンセプトです。
考えてみれば昨年のマシンは使われていなかったフロントタイヤの潜在能力を引き出す事により、理想的なグリップを得ていたわけです。
う〜〜〜む、またしても他チームを一歩も二歩もリードするマシンを作って来てしまった感があるなぁ。 とにかく、このMP4/14、惚れ惚れする程凄く攻め込んだマシンだと言えます。見栄えがこれまたかっこいいです。シャープです。 テストでもシェイクダウンは一周も走れなかったようですが、とりあえずフェラーリをちぎっちゃったようですね。
しかし、私は予言しておきましょう。「今年も最強マシンはマクラーレンになるだろう」と。これに、自信満々になってチャンピオンとして生まれ変わったハッキネンが乗った時、フェラーリ・シューマッハがこれに勝つのは相当の苦労が必要となるでしょう。 |
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