Mild Seven Benetton Playlife
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< Stewart | Sauber > |
とうとう四強の座を追われてしまったベネトン。昨年前半は良かったのになぜ?
チームを率いていたデビッド・リチャーズは、チームの所有権を絡めたフォードとの提携を狙い、ベネトン一族の反感を買って離脱し、リーダーはモータースポーツ経験の全くないベネトンの末っ子、まだ20代のロッコ・ベネトンに。なかなかルックスも良いロッコさん。若さとルックスだけならF-1界トップのリーダーと言えそうです (^^;。真面目な話、その手腕は完全に未知数です。 さて、マシンを見てみましょう。一見して丸みを帯びたデザインで、昨年からあまり変わらないように見えるニューマシン。しかし、良く良く見ると、どうしてどうして、デザイナーのニック・ワースのかなりの意欲作である事が見えてきます。 まず、横から見ると、トレンドどおりに、かなりモノコックが長くなり、ホイールベースが延びている事が一目で分かります。ただ、モノコックは低さよりも、ノーズ下の空間を多く確保する事を狙ったようで、かなり高さを持っているものとなっています。ただ、先端はあまり高くありませんねぇ。
ほんでもって、このマシン最大のトピックは、FTT(フロント・トルク・トランスファー)と呼ばれるフロントのブレーキシステムにあります。
ふ〜む、しかし、これだけの大掛かりのシステムで、どれだけの効果があるんだろう?今のところ、テストでは順調に走ってはいる様ですが、まあ、開幕戦でお手並みを拝見するとしましょう。 で、マシンのサイドに目を向けると、昨年同様に、クラッシュテストに適合するための大きなフィンとディフレクターも健在。安全性の確保という点では疑問が残りますが、あくまでニック・ワースはこだわる様ですねぇ。
サイドポンツーンは随分高くなり、ラジエター吸入口にもスプリッターができました。そこからリヤに向かって大きく絞り込まれています。そのぶん、リヤタイヤ前のフィンが大きくなり、また絞り込みの形状などもマクラーレンに近い印象になりました。 さらには、ディフューザもかなり大きくなり、マクラーレンやフェラーリのものに近い印象になりました。サイドディフューザのスプリッターも斜めになっており、最新トレンドのディフューザ、という感じですね。
さらに、このマシンは「デュアルクラッチシステム」を導入してるようです。
一見すると発展型に見えるB199ですが、どうしてどうして、かなりラジカルな進化を遂げたマシンとなっています。テストでは今のところ目を見張るようなところはありませんが、再びトップグループに返り咲けるだけの道具は揃えたと言えそうですね! |
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