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 31st.Aug.2006

Camera : Panasonic FZ10

Panasonic FZ10
現在の相棒Panasonic FZ10と、外部ストロボPE-28S

今、写真を撮るのが楽しくてしょうがない。
人によっては花だの電車だの専門分野があるようだが、俺の場合は別にない。日々の暮らしの中で感じたものを撮っている。スナップ写真と言えばいいのだろうか。

「写るんです」でもいいやと一昔前は思っていた俺だが、貧弱なカメラでは感動の場面を伝えきれないことがいやというほど分かってきた。漫然と写しただけでは綺麗だと思ったものの色も正しく写らない場合も多いし、周りの余計なものも沢山写り込んで興醒めということもある。
美しいと思った瞬間を如何に美しく切り出すか。いやはや写真とは完璧に芸術作品だった。

そこまで思うに至ったきっかけとなったのが2年前に買ったPanasonicのFZ10というカメラだ。
大概の人がこの姿を見て「一眼レフ?」と聞くが、そうではない。レンズ一体型のデジカメだ。買値で50000円強。別に当時の普通のデジカメと比べてもそう高いものではない。

しかしレンズはF2.8(一般に明るいと言われる数値だ)通しで36mm〜420mmをカバーする。いわゆる光学12倍というやつだ。その一方でフィルムにあたるCCDは1/2.5インチ400万画素で、当時のその辺のコンパクトデジカメと変わらない心臓だと言える。
それでも作り出される絵はかなり違う。立体感があると言えばいいだろうか。でかい図体は伊達ではないのだ。

また、普通のデジカメでは出来ない、シャッタースピードや絞りの個別設定ができたり、マニュアルフォーカス用のリングがついていたり、オプションの外付けフラッシュでライティングテクニックを駆使できたりと、まあおよそ一眼レフカメラの真似事程度はできる。
何より、12倍ズームだ。広角側が少々物足りないが、フレーミング...つまり被写体の切り出し方の自由度は圧倒的だ。


Toyota Pit
モナコGPでのショット。
コース隔ててのスタンドからピット作業の様子をここまでたぐり寄せられる。

それでも2年使い倒していれば不満が募る。
所詮心臓が貧弱ゆえの絶対的な画質の不足。フォーカスの遅さ。電池のもちの悪さ。暗所での弱さ。広角の弱さ。持ち辛さ。それはもう挙げたらきりがなくなってくる。

だから。
ディジタル一眼用500円玉貯金である。地道である。実はもうかなりいい額が貯まっている。

知っている人は知っているだろうが、最近はデジイチの新製品ラッシュだ。 先日も最大のシェアを誇るCanonがKissDの新型Xを発表した(個人的には、小型化のためとは言え、女性の手でも小指が余るような貧弱なグリップを見ただけで購買欲が失せる)。
KonicaMinoltaの事業を継承したSONYはα100でいきなりシェア2位を獲得したらしいし、抜かれたNikonもミドルクラスのD80を投入したし、FZ10の生みの親Panasonicも高級機で参戦した(シェア1%だったらしいが)。

だが、俺が気になっているのはPentaxだ。規模が大きい会社ではないが、ボディが小さいのにしっかりしたグリップ。スナップに適した単焦点のコンパクトなレンズラインナップなど、個性が光る。先日発売されたK100Dはボディ内手ぶれ補正がついているのに6万円台という良心の固まりのようなカメラだ。
そのPentaxが秋に中級機を投入するという。防滴のしっかりとしたボディを持ち、フォーカス速度や連写速度も引き上げられるという。今はこれの登場を待っている段階だ。どんなカメラになるんだろう。あー待ち遠しい。

いずれにしても、早く良いカメラを買っていいレンズを揃えて、もっと良い写真を撮りたいものだ。




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