1994season Record of Senna
< 93 season

Team: Williams Renault
Points: 0points, Ranking: -
Machine: FW16

Grand Prix
Qualify Final
Round.1 Brazilian
1st DNF
Round.2 Pacific
1st DNF
Round.3 San Marino
1st DNF
DNF : Do Not Finish (Retire)

 当時最強チームであったウィリアムズに移籍してのセナの最後のシーズン。
 マシンはセナの期待に沿うべく、アドリアン・ニューウィー渾身のFW16。エンジンは最強V10、ルノーRS6。まるで死角の体制であった。しかし、このFW16は圧倒的な速さを見せつけながらも、あまりに攻め過ぎたために神経質な性格を露呈し、セナをもってしても多くのスピンを余儀無くされた。さらに、フォードゼテックRエンジンを得て、非常に戦闘力の上がったベネトンの若手、ミハエル・シューマッハがセナの前に大きく立ちはだかることになる。

 地元ブラジルでの開幕戦でセナはポールポジションをとり、レース前半をリードする。だが、この年から再開された途中燃料給油のピットストップでシューマッハに抜かれてしまう。猛然とした走りで追いかけるものの、差は一向に縮まらない。そしてなんとセナは自ら単独スピンしてリタイヤ。まさかのノーポイントとなってしまったのだ。

 続く岡山県TIサーキットでのパシフィックGPでも凄まじいラップで得たポールポジションからスタートしながら第一コーナーでハッキネンに追突されてリタイヤ。全く歯車が噛み合わない。

 決死の覚悟で乗り込んだサンマリノでセナは3戦連続(前年度から通算で4連続)となるポールポジションを奪う。だが、レースで事態は最悪の方向に向う。トップのままタンブレロでコースを外れたマシンはコンクリートウォールに激突し、そして、彼が二度とコースに戻ってくることはなかったのだ。



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