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 31st.Aug.2006

Portable Audio : Apple iPod & Shure E4c

iPod Photo & Shure E4C
もはや説明の余地すらないだろう。誰もが知ってるiPod。
ヘッドフォンはカナル型Shure E4c。安そうな外観だが3万する代物だ。

2003年の春にここに書いた文を見ると隔世の感がある。まだiPodはWinに対応したばかりで、iTunesはMac専用ソフトだった。また、Firewire(IEEE1394)端子でしか接続できなかった。まだiPodを持っているのはいわゆる新しもの好きという部類の人間だけで、多くの人はMDなどを使っていた。

それが、今ではどうだ。iTunesもWin対応となり、ほぼ同じ使い勝手を得られるようになった(認識速度はMacの方が依然早いらしいが)。iTunesMusicStoreも日本上陸。
電車に乗れば、猫も杓子もiPodである。じいちゃんもばあちゃんも一緒にiPodである。視界にいる何人が白いヘッドフォンのコードを垂らしていることか。

あー!忌々しい!お前らどーせWindowsでiPod使ってんだろ!!

すまない。Macユーザーとはそんなものだ。一緒に泥んこになっていた幼なじみの女の子が綺麗になっちゃって他の男と付き合っちゃった、みたいな気持ちと思ってもらっていいだろう。それくらい、当初は「物好きMacユーザーの物好きアイテム」程度にしか見られていなかった。

初代5GB、そう、ホイールが本当に回転していた初代iPod(二代目以降はタッチセンサーホイール)を3年にわたって使い続けた俺だが、5GBではビットレート192kbpsで800曲程度が限界で、ライブラリ数千曲を超えていた俺にとってはその日iPodに入れていく曲を選ぶのに苦慮していた状態だった。

そんな2004年、登場したのがiPod Photo 60GBである。これまでの12倍もの記憶容量。iPodシリーズ初のカラー液晶画面。そこに、画像データを写すことも可能。さらには、外部出力でテレビにスライドショーを投影することまで可能だというのだ!写真にハマり始めた頃の俺にとって、願ったり叶ったりの機能追加だ!
まだ結婚して間もない頃でお金も不安定な状態だったが、迷わずAppleStoreでポチしてしまったのである。

それ以来どこへ行くにも一緒である。楽曲に加え、これまで撮影したほぼすべてのデジカメ画像も転送し、何か思い出話になればすぐその画像を提供するという行為に興じている。

モナコGP旅行でもこのiPodが大活躍した。

俺はデジカメのメモリをたった1GBしか持っていない(いや、一般の人にとっては十分なんだろうが)。ところが、F1レースを大興奮で撮りまくれば一日で1GBなんて一杯になってしまう。かと言って、新婚旅行にノートPCなんて持っていってがさごそやっていた日にゃ、さすがの嫁もブチぎれモナコ離婚ってもんである。
しかしそんなモナコGPに行く直前に発売されたのが"iPod Camera Connector"である。iPodのコネクターに接続されるこのアイテムの反対側にはUSB端子。そう、このUSB端子でメモリの画像をiPodのハードディスクに取り込めるのだ。
こうして当時10GB以上余裕のあったこのiPodに転送することで、残りメモリを気にすることなく7日間で2400枚、3GBを撮影してしまったわけである。

ところが、だ。

iPod Photo about
俺のiPod Photoの現在(2006年9月初頭)のアバウト画面

楽曲数6748、写真数20618、残り1.0GB。60GBがもう火の車である。調子に乗ってガンガン曲も写真も取り込みすぎた...。
いや、実は既に破綻を来している。俺のG5Towerの楽曲ライブラリは本当は9212曲に達しているのだ。間引いて間引いてなんとか7000弱曲にして入れているが、写真だってイベントがあるごとにどんどん増えている(だいたい一枚増えると500KB前後らしい)。

もちろん、今入っている7000曲弱だって、ランダム再生にすれば22日以上同じ曲がかからないという、凡そ一般人にとっては「アホか!」と言いたくなるような状況であることは良く分かっている。
でも、ダメなのだ。ある瞬間キラリーンと降ってきたメロディ。すぐに手のひらの上でクルクル検索してすぐに再生できなければ気が済まないのだ。

Appleさん、なんとか早く100GB版を出してくれませんかね?




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